イワノフスキー,D.I.(読み)いわのふすきー

世界大百科事典(旧版)内のイワノフスキー,D.I.の言及

【ウイルス】より

…しかし,伝染病のうちには,これらの病原性細菌が見いだされないものがあった。1892年にイワノフスキーD.I.Ivanovskiiがタバコモザイク病で,98‐99年にレフラーF.LoefflerとフロッシュP.Froschがウシの口蹄疫で,それぞれ,細菌を通さない細菌ろ過器を通過させたろ液それ自体が,明確に病原性をもつことを示した。引き続いて,黄熱,狂犬病,牛痘などの伝染病の病原が,同じように細菌ろ過器を通過することが確認され,20世紀の初頭には〈ろ過性病原体filterable virus〉という概念が確立された。…

※「イワノフスキー,D.I.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android