コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

インドビジネス いんどびじねす Indian business

1件 の用語解説(インドビジネスの意味・用語解説を検索)

知恵蔵2015の解説

インドビジネス

人口11億人以上、国土の広さは日本の約9倍を誇るインド。その潜在的成長率の高さに着目したインドへの直接投資が拡大している。BRICs(ブリックス)と呼ばれる新興国にあって、インドは中国に続く成長国として有望視される国。特に、高齢者に対する若年層の割合が高く、将来の労働力の確保と消費の拡大に期待が寄せられている。主力産業はIT関連、自動車エネルギー、金融などでGDP成長率は約7%程度。日本からは1980年代の初めにスズキ自動車がインド工業省と合弁会社を設立して進出したが、これを皮切りにトヨタやホンダ、米国からはGM、韓国からは現代、と世界的な自動車産業がインド進出を図っている。インドの強みは人口の6〜7%にあたる7000万〜8000万人が英語を話せること、また一種の貴族制度をベースとした教育水準の高い層の存在がある。こうした高等教育を受けた知識層はIT産業の有力な担い手で、先進国のIT企業がプログラム開発などソフト部門をインドにアウトソーシングする動きが活発化している。その一方で、いくつかの問題点も残されている。最大の課題は投資家、経営者側に厳しい労働法の存在で、社会主義体制以来の雇用政策で従業員を簡単に解雇することができない。また、農村と都市部の所得格差が、深刻な政治・社会問題化しかねないというリスクもある。

(竹内文則 富士常葉大学教授 / 森岡英樹 金融ジャーナリスト パラゲイト・コンサルタンツシニア・リサーチ・アソシエイツ / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

インドビジネスの関連キーワード生産年齢人口ニュージーランドホルムスク芽室町大国一億コロールDID(人口集中地区)DID旧市区町村サハリンの朝鮮人

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

インドビジネスの関連情報