ウィグナー結晶(読み)ウィグナーケッショウ

デジタル大辞泉 「ウィグナー結晶」の意味・読み・例文・類語

ウィグナー‐けっしょう〔‐ケツシヤウ〕【ウィグナー結晶】

低エネルギーかつ低密度の電子が規則的に並んで形成する結晶状態。1934年にハンガリー出身の物理学者E=ウィグナーがその存在予想。1972年、液体ヘリウムの表面上における二次元の電子系ではじめて観測された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android