ウィリアム エグルストン(英語表記)William Eggleston

現代外国人名録2016 の解説

ウィリアム エグルストン
William Eggleston

職業・肩書
写真家

国籍
米国

生年月日
1939年7月27日

出生地
テネシー州メンフィス

受賞
ハッセルブラッド国際写真賞〔1998年〕

経歴
テネシーとミシシッピの3つの大学で学び、アーティストを目指すようになる。1959年頃カルチェ・ブレッソンとウォーカーエバンス写真集との出会いをきっかけに写真家を志す。初期はモノクロ写真を撮っていたが、’65年からはカラー写真中心に作品制作を行うようになった。’74年グッゲンハイム奨学金を受けるとともに、ハーバード大学で「視覚と環境」の講座を受け持つ。’76年ニューヨーク近代美術館(MoMA)のカラー作品による写真展が全米で論争を巻き起こし、同時に発表した米南部に取材した写真集「ウィリアム・エグルストンズ・ガイド」によって、カラー写真を一躍芸術として高めた。’98年写真界のノーベル賞ともいわれるハッセルブラッド国際写真賞を受賞。出身地である米南部の写真で有名だが、アフリカ英国、ドイツ、オーストリアの作品も制作し、2001年には「京都」シリーズを制作。世界中の主要な美術館やギャラリーで写真展を開催するとともに、作品も幅広くコレクションされている。他の写真集に「デモクラティック・フォレスト」「アンシェンド&モダン」など。2010年東京都・原美術館で日本初の個展が開催される。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android