ウィリアム・メレル・ボーリズ(読み)うぃりあむ・めれる・ぼーりず(英語表記)William Merrell Vories

知恵蔵miniの解説

ウィリアム・メレル・ボーリズ

建築家、実業家、キリスト教伝道師。1880年10月28日、アメリカに生まれる。1905年、伝道のために来日し、英語教師として滋賀県近江八幡に赴任。以来、同地を拠点に活動する。07年に八幡YMCAを設立、10年にはヴォーリズ合名会社(後に近江セールズへと発展)、11年にはキリスト教伝道団体・近江ミッション(後の近江兄弟社)を創立。伝道活動に努めると共に、母国の外用薬メンソレータム(現・メンターム)の製造・販売を手掛け、日本に広く普及させた。また、伝道資金を得るため、08年に京都で建築設計監督事務所(後のヴォーリズ建築事務所)を開業し、教会や学校、ホテルなど1600もの西洋建築を全国各地に設計。現在、その多くが国の有形文化財に登録されている。19年 に子爵・一柳末徳の3女・満喜子と結婚、41年に帰化し、一柳米来留(ひとつやなぎめれる)と改名。64年5月7日、83歳で死去。没後、正五位勲三等瑞宝章を受章。

(2012-09-24)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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