旺文社世界史事典 三訂版 「ウィルソン(イギリス)」の解説
ウィルソン(イギリス)
James Harold Wilson
イギリスの政治家
マンチェスターの薬局に生まれ,オクスフォード大学を卒業。1945年に労働党より立候補して下院議員に当選。1963年党首となり,64年首相に就任。ポンド危機・ヨーロッパ共同体(EC)加盟問題で不人気となるなか,1968年スエズ以東からのイギリスの撤兵を宣言。なお,このころから北アイルランド紛争が激化しはじめ,1970年保守党ヒース内閣に交代。1974年の総選挙で再度首相に就任し,EC残留の国民的信任を得て,難局に当たった。
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