日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ウィルヘルミ(August Wilhelmj)うぃるへるみAugust Wilhelmj(1845―1908) ドイツのバイオリン奏者。リストの推薦でライプツィヒ音楽院に入り、ダービトにバイオリン、エルネスト・フリードリヒ・リヒターに理論を学ぶ。1865年以後ヨーロッパ、南北アメリカ、アジアを広く演奏旅行した。76年のバイロイト祝祭劇場の杮落(こけらおと)しにあたってはコンサートマスターを務めている。彼が編曲した『G(ゲー)線上のアリア』(原作はJ・S・バッハ)は、バイオリンのポピュラー名曲になった。[岩井宏之] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例