ウィンザー(イギリス)(読み)うぃんざー(英語表記)Windsor

翻訳|Windsor

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウィンザー(イギリス)」の意味・わかりやすい解説

ウィンザー(イギリス)
うぃんざー
Windsor

イギリス、イングランド南部、ユニタリー・オーソリティー(一層制地方自治体)のウィンザー・アンド・メイデンヘッドにある都市ロンドンの西郊約40キロメートルに位置し、テムズ川に臨む。人口2万9900(2002推計)。イギリス国王離宮として知られるウィンザー城を中心に発達した観光と商業の町。征服王ウィリアム1世(在位1066~87)の時代につくられた城はテムズ川の南岸に位置する。16世紀にはペストの流行を避けたエリザベス1世がこの城に滞在した。またビクトリア女王夫妻をはじめ多くの歴代イギリス国王の墓地があり、ヘンリー8世やチャールズ1世の墓があるセント・ジョージズ教会は史跡の一つである。また対岸の町イートンには有名なパブリック・スクールのイートン・カレッジがある。

[久保田武]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「ウィンザー(イギリス)」の意味・わかりやすい解説

ウィンザー(イギリス)【ウィンザー】

英国,ロンドン西方,テムズ河岸の都市。ニューウィンザーとも。ウィリアム1世(征服王)以来の英王室の居住地。ウィンザー城,代々の王室墓地がある。現在はロンドンの通勤圏に入り,観光客も多い。近くイートン校がある。約3万人(2001)。
→関連項目シンプソン夫人

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android