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ウェルメード・プレー well‐made play

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世界大百科事典 第2版の解説

ウェルメード・プレー【well‐made play】

フランス語ではpièce bien faiteといい,文字どおりには〈よく作られた戯曲〉を意味するが,普通は,緊密な構成をもち,人物の個性よりも巧みに組み立てられた状況によってプロットが進行する戯曲を指す。19世紀のフランスで確立し,スクリーブEugène Scribe,V.サルドゥー,A.デュマ(子)オージエÉmile Augierなどをおもな書き手とする。おおむね,過去の秘密がしだいに明らかになって中心人物の現在の生活に決定的な影響を及ぼすという物語を,観客を不安がらせたり驚かせたりしながら進行させ,また,結末は既成の道徳観に合致するのが普通である。

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世界大百科事典内のウェルメード・プレーの言及

【フランス演劇】より

…それはまた,パリ周縁の劇場の成立を促し,小劇場運動とともに,パリの劇場地図を60年代に大きく変えた。モンテルランらの新作上演やシャロン,イルシュらによる活力ある喜劇の職人芸によってなお主流を誇ってきたコメディ・フランセーズをかっこ付きの〈伝統の牙城〉として孤立させ,ベルスタイン,パニョルからアシャール,ルッサン,アヌイを経て,カモレッティ,ポアレに至るウェルメード・プレー(50年代までは,多くは三角関係を主題とした風俗喜劇)によりロングランを続けていた町中の商業劇場を,〈ブールバール劇〉として否定する視座を普及させることになる。
[〈68年型演劇〉とその後]
 アルトーが30年代に主張した〈残酷演劇〉の徴の下に,ポーランドのJ.グロトフスキとオフ・オフ・ブロードウェーからきたリビング・シアターの刺激によって出現する〈68年型演劇〉は,〈肉体の演劇〉による〈言葉の演劇〉の廃絶をはじめ,ラディカルな〈異議申立て〉であろうとした。…

※「ウェルメード・プレー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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