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ウシケノリ(牛毛海苔) ウシケノリBangia fuscopurpurea

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウシケノリ(牛毛海苔)
ウシケノリ
Bangia fuscopurpurea

紅藻類ウシケノリ目ウシケノリ科に属する海藻。日本をはじめオーストラリア,アメリカ西岸に広く分布し,冬季高潮線付近の岩石や木ぐいなどの上に着生する。藻体は細い糸状で軟らかく,乾燥すると光って毛状になるのでこの名がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ウシケノリ【ウシケノリ(牛毛海苔) Bangia fuscopurpurea (Dillwyn) Lyngbye】

高潮線付近の岩や杭の上などに冬季に群生する毛のように細い紅藻ウシケノリ科の海藻。体は紫褐色ないし黄褐色で,長さ5~10cmになる。幼体は円柱状の細胞が1列に連結してできているが,成体は柔組織状に細胞が並び,直径100μm以上の円柱状の体となる。細胞内にはウシケノリ科に特徴的な星状の葉緑体をもつ。生育は冬季で,晩冬から初春によく成熟して,卵細胞と精子をつくる。受精卵からできた果胞子は貝殻について発芽すると,これを穿孔して糸状にのび,ここで越夏して,秋に無性的に胞子をつくる。

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