ウテ レンパー(英語表記)Ute Lemper

現代外国人名録2016 「ウテ レンパー」の解説

ウテ レンパー
Ute Lemper

職業・肩書
歌手,女優

国籍
ドイツ

生年月日
1963年7月4日

出生地
西ドイツ・ノルトライン・ウェストファーレン州ミュンスター(ドイツ)

学歴
ザルツブルク音楽学校,マックス・ラインハルト演劇学校卒

受賞
モリエール賞(新人賞)〔1987年〕「キャバレー」,ローレンス・オリビエ賞(ミュージカル・エンタテインメント部門女優賞,第22回)〔1998年〕「シカゴ

経歴
音楽一家に生まれる。9歳よりピアノとバレエを始め、15歳でミュンスター市立劇場でジャズを歌い踊る女優としてデビュー。1983年19歳の時、ミュージカル「キャッツ」のウィーン公演に選ばれ、プロとして本格的活動を開始。’85年ニコル・ヒースターズとともに演奏会「クルト・ワイル歌の夕べ」を開き、国内外で評判になる。’86年ミュージカル「キャバレー」の主役を演じ、パリ公演に対してモリエール賞受賞。’88年G.ストレール演出の「三文オペラ」でポリーを演じ、全曲CDやソング集でヒットを記録。’97〜99年ロンドンとニューヨークでミュージカル「シカゴ」に出演、オリビエ賞を受賞。その他ヨーロッパ全土のテレビでショーのホステスを務めたり、映画に出演するなど多方面で活躍。出演映画に「オーストリアの女」(’89年)、「プロスペローの本」(’91年)など。’91年にはモーリス・ベジャールの新作バレエ「突然の死」にゲストプリマ出演。一方、’89年アルバムデビュー。以来、クリスタルボイスとその美貌から“マレーネ・ディートリヒの再来”と呼ばれ、世界各国でコンサートを開催。ドイツ・ワイマール時代のキャバレーソングの第一人者でもある。ヒット曲に「ウテ・レンパー・シングズ・クルト・ワイル」(’88年)、アルバムに「パニッシング・キッス」(2000年)、「ビトウィーン・イエスタデイ・アンド・トゥモロー」(2008年)、「パリの昼、ベルリンの夜」(2012年)などがある。1991年、’93年、2001年来日。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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