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ウトロ地区

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ウトロ地区

京都府宇治市伊勢田町にある約2・1ヘクタールの地区。太平洋戦争中、朝鮮人労働者が京都飛行場建設に動員され、戦後に集落となった。土地は転売され、住民側は裁判で明け渡しを求められて2000年に敗訴が確定したが、11年までに募金や韓国政府の支援金で約6550平方メートルを買い取った。国と京都府、宇治市が整備を進め、昨年末に市営住宅の最初の1棟が完成した。

(2018-03-31 朝日新聞 夕刊 1社会)

ウトロ地区

宇治市西部、伊勢田町の約2.1ヘクタール。太平洋戦争中、国策の京都飛行場建設に動員された朝鮮人労働者の「飯場」跡に、在日コリアンコミュニティーができた。所有者が土地を転売し、1989年、買い受けた会社が土地の明け渡しを求めて提訴。2000年に住民敗訴の判決が確定した。 提訴された直後に支援者らが「ウトロを守る会」を結成し、住民らと共にウトロに住み続けられるよう運動を展開。国内外からの募金や韓国政府の支援金をもとに、11年までに地区の土地の約3分の1を買い取った。国と府、宇治市が地区の住環境改善事業の実施を決め、市営住宅2棟が建設されることになった。昨年末に最初の1棟(40戸)が完成し、年明けから入居が始まった。 住民や守る会が、日本も批准している国際人権規約(社会権規約)が強制立ち退きを人権侵害とみなしていることを根拠に、国際社会にも支援を訴えたことが問題解決につながった。

(2018-04-13 朝日新聞 朝刊 京都市内・1地方)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

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