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ウミヘビ(海蛇) ウミヘビsnake eel

世界大百科事典 第2版の解説

ウミヘビ【ウミヘビ(海蛇) snake eel】

ウナギ目ウミヘビ科Ophichthidaeに属する海産魚の総称。関東以南に広く分布し,日本近海には約30種が知られている。体は円柱状で細長く,その名のようにヘビに似ているが,皮膚にうろこがなく,この点でも爬虫類のウミヘビとはおおいに異なる。腹びれはなく,ミミズアナゴヒモウミヘビなどのように胸びれもないものがある。尾びれも退化し,まったくないものが多い。潮間帯潮だまりや砂れき底,岩礁,やや深い砂泥底などにすみ,日中は物陰や海底に潜み,夜間活動する。

ウミヘビ【ウミヘビ(海蛇) sea snake】

一生を海で過ごす毒ヘビ類の総称。魚類のウミヘビと混同されることがよくあるが,爬虫類のヘビの仲間である。ウミヘビ類は〈海のコブラ〉と呼ばれるように,形質がコブラ類と類似した点が多く,陸生のコブラ類から進化したものと考えられており,コブラ科のウミヘビ亜科Hydrophiinaeとエラブウミヘビ亜科Laticaudinaeに分けられている。ウミヘビ類は15属53種がペルシア湾,インド洋から西太平洋,オセアニアの暖かい海域に分布し,一部が中央アメリカの太平洋沿岸に達している。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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