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ウルバヌス[2世] ウルバヌス

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百科事典マイペディアの解説

ウルバヌス[2世]【ウルバヌス】

フランスのクリュニー修道院出身のローマ教皇(在位1088年―1099年)。グレゴリウス7世に信任され,枢機卿として教会改革を推進。対立教皇に妨げられて,1093年までローマに入れなかった。
→関連項目クレルモン公会議

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世界大百科事典 第2版の解説

ウルバヌス[2世]【Urbanus II】

1042ころ‐99
ローマ教皇。在位1088‐99年。クリュニーの修道士から1080年ころ枢機卿となり,グレゴリウス7世のもとで教皇特使として教会改革および叙任権闘争に活躍。88年教皇となるが,皇帝ハインリヒ4世の推す対立教皇クレメンス3世Clemens IIIのために93年までローマに入ることができなかった。教会改革のため3回の教会会議(1095年ピアチェンツァクレルモン,1098年バリ)を開いたが,クレルモン会議では第1回の十字軍をも宣布した。

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世界大百科事典内のウルバヌス[2世]の言及

【キリスト教】より

…教皇権の普遍主義と至上主義は貫かれたが,国家の脱神聖化は中世社会の封建制からの脱皮を早めたとみられる。その後教皇ウルバヌス2世のときに十字軍が発足し(1096),教皇権の絶頂期を迎える。インノケンティウス3世(在位1198‐1216)はフランスとイギリスでも支配権を獲得し,イギリスではジョン王を屈服させてマグナ・カルタ(大憲章)成立の機をつくり,さらに第4次十字軍と少年十字軍をおこして東方正教会のローマへの従属という歴代教皇の夢を実現しようとしたが,これらのことは,叙任権闘争が本質において政治的であって宗教的ではないことを思わせるにたりる。…

【クレルモン会議】より

…教皇ウルバヌス2世によって1095年11月18日中部フランスのクレルモンClermontに招集された教会会議。その劈頭でフランス国王フィリップ1世を不義のゆえに破門に付し,最終日の11月27日に第1回十字軍を宣布したことで有名である。…

【十字軍】より

クレルモン会議(1095)で教皇ウルバヌス2世により宣言された第1回十字軍以来,チュニスで敗退した最終回(1270)まで何回かにわたって西欧キリスト教徒の軍団が行った中近東各地への軍事遠征。広義にはイベリア半島,イタリア,地中海の島々などをイスラムの支配下から解放する11世紀後半からの戦いや,公式遠征に数えられていない自発的民衆巡礼団の軍事行動および中近東の十字軍国家を起点とする近隣諸地域への進出行為などの総称とされ,13世紀末以降16世紀にまで続けられたキリスト教諸国民とオスマン帝国を中心とするイスラム諸勢力との戦い(1389年のコソボの戦,1526年のモハーチの戦など)をも十字軍の名でよぶ見方もある。…

【バーリ】より

…87年バーリの水夫たちは,小アジアのミュラから聖ニコラウスの遺骸を持ち帰り,聖人にちなんだ大聖堂が建設され,バーリは巡礼の中心地となる。98年,第1回十字軍を組織したウルバヌス2世により,ラテン教会とビザンティン教会の和解を図る公会議が開催されたが,目的は果たされなかった。しかしこの事実により市の名声はあがり,以後の十字軍の重要な出発地となり,エルサレム巡礼への要地ともなった。…

※「ウルバヌス[2世]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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