エグルストン(Edward Eggleston)(読み)えぐるすとん(英語表記)Edward Eggleston

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

エグルストン(Edward Eggleston)
えぐるすとん
Edward Eggleston
(1837―1902)

アメリカ作家牧師インディアナ州に生まれる。テーヌ芸術論影響を受けて、小説を社会研究の一部と考え、地方色オランダ風俗画のように描くことを主張。『インディアナの学校教師』(1871)や『ロキシー』(1978)など、インディアナの農村生活を写実的に描いた作品によってアメリカ・リアリズム小説の先駆といわれている。

[井上謙治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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