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エコロジカル・フットプリント えころじかるふっとぷりんと ecological footprint

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知恵蔵2015の解説

エコロジカル・フットプリント

1991年に、カナダ・ブリティッシュコロンビア大学のW.リースとM.ワクナゲルらによって開発された持続可能性指標の1つ。人間の経済活動が生態学的な意味において持続可能か否かを判定することを目的としている。具体的には、ある特定の地域の経済活動、またはある特定の物的生活水準を維持するのに必要とされる生産可能な土地および水域面積の合計、すなわち需要サイドの面積が供給サイドの生態系面積を超えていれば、オーバーシュート(行き過ぎ)が発生し持続可能ではないと判定される。エコロジカル・フットプリントの応用例としては、WWF(世界自然保護基金)などが発表した2004年度版『生きている地球報告書』が有名。同報告書によると地球のエコロジカル・フットプリントは、地球の生物生産力を1980年代に超過し、2001年時点ですでに約20%オーバーシュートしているという。また、日本の1人当たりエコロジカル・フットプリントは4.3ha(米国は9.5ha)。地球の生物生産力は1人当たり1.8haなので、世界中の人々が仮に日本人並みの生活を送ることになると、地球が2.4個(米国人並みだと5.3個)必要になる。なお、近年は自治体レベルでの応用例も増えてきているが、世界共通の計算方法が確立していないなど、計測の理論と方法に課題も残されている。

(植田和弘 京都大学大学院教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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