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エス・エル党 エスエルとう

世界大百科事典 第2版の解説

エスエルとう【エス・エル党】

20世紀ロシアの革命政党。正称はPartiya Sotsialistov‐Revolyutsionerov。1890年代の末,革命的ナロードニキ運動の伝統を新状況の中で再生させようとする人々が〈社会主義者・革命家〉,略称エス・エル(SR)と名のりはじめた。その中でテロルの復権をめざすアルグノフAndrei Aleksandrovich Argunov(1866‐1939)らのエス・エル同盟と,農民工作も否定せず,組織の結集をめざしていた初期エス・エル党とが1901年12月国外でのゲルシューニ,セリュークMariya Frolovna Selyuk(1872‐?),アゼフらの協議により合同を決め,これに亡命者たちが加わり,党が生まれた。

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世界大百科事典内のエス・エル党の言及

【ロシア革命】より

…同年7月,内相プレーベが首都の路上で暗殺され,代わった内相スビャトポルク・ミルスキーPyotr D.Svyatopolk‐Mirskiiは譲歩路線に転換し,〈自由主義者の春〉が現出した。 政治党派としては,20世紀の初めよりマルクス主義者の党であるロシア社会民主労働党(以下〈社会民主党〉と略す)とナロードニキ系のエス・エル党が生まれ,活動していたが,全局を制したのは自由主義者たちであった。反政府的な地主層は,ゼムストボ(地方自治体)代表者の大会を開催して圧力を加え,解放同盟Soyuz osvobozhdenie(カデットの前身)に入っている自由主義的知識人は政治的デモンストレーションを目的とする解放宴会をくりかえし,立憲政治を要求したのである。…

※「エス・エル党」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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