日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 エッジワース(Maria Edgeworth)えっじわーすMaria Edgeworth(1768―1849) アイルランド系イギリスの女流小説家。イギリスのオックスフォードシャーに生まれるが、のちアイルランドに住み、地主の父の財産管理を助けた。教育理論家でもある父の影響を受けて、教訓的童話集を数冊出版するとともに、アイルランドの地主の4世代にわたる没落の歴史を執事に語らせた処女作『ラックレント城』(1800)でウォルター・スコットに影響を与え、いわゆる「地方小説」の道を開いた。作品はほかに『ベリンダ』(1801)、『不在地主』(1812)など。[安達美代子][参照項目] | スコット 『両親への助言者』 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例