エリザベス・ヘレン ブラックバーン(英語表記)Elizabeth Helen Blackburn

現代外国人名録2016 の解説

エリザベス・ヘレン ブラックバーン
Elizabeth Helen Blackburn

職業・肩書
生化学者 カリフォルニア大学サンフランシスコ校教授

国籍
米国

生年月日
1948年11月26日

出生地
オーストラリア・ホバート

専門
分子生物学

学歴
メルボルン大学卒,ケンブリッジ大学

学位
博士号(ケンブリッジ大学)〔1975年〕

受賞
ノーベル医学生理学賞〔2009年〕,ガードナー国際賞〔1998年〕,慶応医学賞〔1999年〕,ディクソン賞〔2000年〕,フランクリン・メダル〔2005年〕,ラスカー賞〔2006年〕

経歴
メルボルン大学、ケンブリッジ大学で学んだのち渡米。1978年カリフォルニア大学バークレー校研究員となり、同年30歳の時、原生生物を使い染色体の末端にあり細胞分裂のたびに短くなる“テロメア”の遺伝子配列を突き止め、それが人間を含めほとんどの生物に共通であることを発見。’90年より同大サンフランシスコ校医学部微生物免疫学講座主任教授を務める。コールド・スプリング・ハーバー研究所のキャロル・グライダーとの共同研究ではテロメアの長さを維持する酵素、テロメラーゼを発見。これらの業績により、2009年グライダー教授、ジャック・ショスタク教授とともにノーベル医学生理学賞を受賞。米国籍と豪国籍を持つ。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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