エリック ツァン(読み)曽 志偉(英語表記)Eric Tsang

現代外国人名録2016 「エリック ツァン」の解説

エリック ツァン
曽 志偉
Eric Tsang

職業・肩書
俳優,映画監督・プロデューサー

国籍
香港

生年月日
1953年4月14日

受賞
香港電影金像奨主演男優賞(第11回)〔1992年〕「雙城故事」,香港電影金像奨助演男優賞(第16回)〔1997年〕「ラヴソング

経歴
プロサッカーの名プレーヤーで、香港代表として国際試合に出場した。1974年台湾の長弓電影公司にスタントマンとして入社。’77年サモ・ハン・キンポー初監督作品「少林寺怒りの鉄拳」などに出演。持ち前のガッツとセンスで、武術指導、助監督脚本など幅広く仕事をマスターし、「燃えよ!デブゴン3」(’78年)の脚本、「クレージーモンキー 笑拳」(’79年)の助監督を経て、’79年「踢館」で監督デビュー。’81年新芸城影業公司に入社、メインの監督をはじめ企画・脚本・俳優と多彩に活躍。その後、製作会社UFOを設立し、香港映画界の重鎮となる。近年は大学キャンパスに出向くなどして新人監督発掘に力を傾ける。主な監督作品に「悪漢探偵」(’81年)、「大小不良」(’84年)、「開心物語」(’87年)、「四個32A和一個香蕉少年」(’96年)など。出演作に「魔界天使」(’82年)、「殺しのストッキング」(’82年)、「大福星」(’85年)、「黄飛鴻笑伝」(’93年)、「雙城故事」(’91年)、「ラヴソング」(’96年)、「インファナル・アフェア」(2002年)、「闘茶 Tea Fight」(日台合作映画,2008年)、「孫文の義士団」(2009年)、「イップ・マン 最終章」(2013年)など。製作作品に「いつも心の中に」(1993年)、「君さえいれば/金枝玉葉」(’94年)、「九隆風」シリーズなど。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android