エロシェンコ ワシリー(英語表記)Eroshenko Vasilii Yakovlevich

20世紀日本人名事典 「エロシェンコ ワシリー」の解説

エロシェンコ ワシリー
Eroshenko Vasilii Yakovlevich

07の詩人,童話作家



国籍
ソ連

生年
1890年1月12日

没年
1952年12月23日

出生地
クルスク県アブホーフカ村

学歴〔年〕
ロンドン王立盲人音楽師範学校

経歴
4歳で失明モスクワ第一盲学校卒後1911年ロンドンに渡航。’14年来日、東京盲学校特別研究生となった。’17年ロシア革命で送金が絶え、東京・新宿中村屋の相馬愛蔵夫妻の援助を受け、秋田雨雀らと交友、日本語による口述筆記の「提燈の話」「雨が降る」を発表。ビルマ、インド旅行後再来日、第2次「種蒔く人」同人となって作品を発表。’21年社会主義へ傾斜したため日本追放、中国に渡り、魯迅の支援で北京大学教授。’23年帰国、極東勤労者共産主義大学、国立図書出版局などに勤めた。他の著書に「夜明け前の歌」「最後の溜息」「人類のために」「桃色的雲」「エロシェンコ全集」(全3巻)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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