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エンコウソウ(猿猴草) エンコウソウCaltha palustris var.enkoso

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エンコウソウ(猿猴草)
エンコウソウ
Caltha palustris var.enkoso

キンポウゲ科多年草北半球冷温帯の水湿地に広く分布する母種の,日本型の変種とされる。茎は軟質で長く伸び,株を中心に四方にはうように広がる。エンコウソウの名はこの茎が伸びる様子をテナガザルに見立てたものという。葉は長い柄で根生し,円形で基部がハート形,縁に細かい鋸歯があり,質は厚く光沢がある。初夏,ミズバショウの咲く頃に径1~1.5cmの黄色花を開く。本来の花弁はないが,5枚の萼片が鮮黄色で美しく,花弁のように見える。おしべも黄色で無数にあり,花の中央に数個の独立しためしべがある。これらのめしべはそれぞれが袋果となって残り,袋果の先端には嘴状の突起がある。

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