オオアタマガメ(読み)おおあたまがめ

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

オオアタマガメ

中国南部、ベトナムミャンマータイなどにすむ。名の通り頭が大きく、の中に引っ込めることができない。甲の長さは14~20センチ。ペットとして取引されたり、食用にされたりしたため、乱獲されて近年、生息数が激減国際自然保護連合レッドリストでは「近い将来野生での絶滅危険性が高い(絶滅危惧1B類)」に分類される。

(2017-01-31 朝日新聞 夕刊 1社会)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オオアタマガメ
おおあたまがめ / 大頭亀
big-headed turtle
[学]Platysternon megacephalum

爬虫(はちゅう)綱カメ目カミツキガメ科のカメ。オオクビガメともよばれる。ミャンマー(ビルマ)南部、タイ、インドシナ、中国南部に分布する。独立の科として扱うこともあるが、頭骨などの構造からカミツキガメ科に含まれることが多い。甲長18センチメートル、背甲が平たく、尾は甲長と同じぐらい長い。頭部は大きくて甲長の半分ほどもあり、甲内に引っ込めることができない。しかし頭、四肢、尾は角質の厚い鱗(うろこ)で守られている。各指には鋭いつめがあって岩や木によじ登る。後肢の足指は4本しかない。山地の渓流にすみ、餌(えさ)は小魚、巻き貝、ミミズなどである。危険に出会うと白い瞬膜で目を覆い、嘴(くちばし)状の口を開いてシューシューと音をたてて脅かす。卵は一度に2個産む。[松井孝爾]

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世界大百科事典内のオオアタマガメの言及

【カミツキガメ】より

…魚が接近すると舌はピンク色に変わってミミズのように見え,魚がつつこうとするところをとらえるのである。アジア南部の山地の渓流にすむオオアタマガメPlatysternon megacephalum(イラスト)は甲が平たく,硬い頭部は甲長の1/2ほどもある。【松井 孝爾】。…

※「オオアタマガメ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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