オキナワギク(読み)おきなわぎく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オキナワギク」の意味・わかりやすい解説

オキナワギク
おきなわぎく / 沖縄菊
[学] Aster miyagii Koidz.

キク科(APG分類:キク科)の多年草。走出枝は細長く、節に根を生じ根出葉を出す。根出葉の柄(え)は長く、葉身は円形ないし倒卵形、長さ6~18ミリメートル、両面とも毛を散生する。茎葉はへら形。花茎は高さ10~30センチメートル。頭花は径2.5センチメートル、白色から淡青色奄美(あまみ)大島徳之島沖縄本島に固有の植物で、海岸岩場に生育する。石灰岩地にはみられない。

[島袋敬一 2022年2月18日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android