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オニク(御肉) オニクBoschniakia rossica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オニク(御肉)
オニク
Boschniakia rossica

ハマウツボ科の寄生植物。日本をはじめシベリアや北アメリカなどの高山帯に稀産する。無緑葉でミヤマハンノキやまれにヤシャブシなどの根に寄生し,地下の塊根から高さ 10~30cmの肉質の茎を出す。色も肉色で鱗片状の葉でおおわれ,夏にその頂部に穂状の花序をつける。花は密につき,黄褐色の包葉に抱かれるようにして紫色の唇形花をつけ美しい。全草を乾燥したものを古くから霊薬として珍重し,強精剤とされた。富士山五合目付近や木曾御岳山などのものが名高い。よく似た別種でアジア大陸に生じるホンオニク Cistanche salsaは中国でやはり古くから強壮剤として有名である。

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