精選版 日本国語大辞典 「オランダ領アンティル」の意味・読み・例文・類語
オランダりょう‐アンティル ‥リャウ‥【オランダ領アンティル】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
カリブ海にあるオランダ領の島群。総面積800km2。人口18万5500(2005)。主都はクラサオ島のウィレムスタット。15世紀末にコロンブス,オヘダ,ベスプッチにより次々と発見された。17世紀以降オランダ領となり,ナポレオン戦争の際,一時イギリスに占領されたが,1816年再びオランダ領となった。2グループに分かれる6島から成っている。一方は,ベネズエラ北部沖の,アルーバ,ボナイレ,クラサオのABC3島で,他の一群はプエルト・リコの東にあってリーワード諸島に属するセント・マールテン(サン・マルタン)とサバおよびセント・エウスタティウスの3島である。オランダ語が公用語であるが,パピアメントPapiamentoと呼ばれるヨーロッパ諸語とアフリカ系言語との混合語が話される。オランダ王国の一部をなしているが,1954年の同国憲章で内政の自治権が認められ,民選の首相がこれを行使し,対外関係だけは女王任命の総督の権限に属しており,一院制の議会がある。島は,いずれも禿山状の丘陵をなし,標高が低いために降雨量は少なく,植物の生育が困難で,消費財,生産財は輸入でまかなわれている。17,18世紀はオランダ人の奴隷貿易,プランテーション,密貿易で栄えたが,その後衰退し,近年,諸島全体の経済が実質上完全に依存しているのは,大規模な精油所と船積み施設を擁し,人口の集中が見られるクラサオ,アルーバ両島での石油精製・貯蔵部門で,諸島全体の輸入の85%以上は原油,輸出の95%以上は石油が占めるに至っている。
執筆者:橋本 芳雄
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
西インド諸島にあったオランダの自治領。カリブ海南部、ベネズエラの北西にあるアルーバ島、キュラソー島、ボネール島と、リーワード諸島中のサン・マルタン島(島の北部はフランス領)、サバ島、セント・ユスタティウス島の6島からなる。1986年にアルーバ島が単独の自治領として分離。残った5島も2010年に解体、キュラソーとサン・マルタン両島は単独の自治領となり、ボネール、サバ、セント・ユスタティウスの3島はオランダに編入された。1995年当時の面積809平方キロメートル、人口20万7333。中心都市はキュラソー島のウィレムスタット。住民の多くは先住民、アフリカ人、スペイン人、オランダ人などの混血。オランダ領アンティルは、オランダ王国憲章に基づきオランダと同等の立場に立ち、ほぼ独立国に等しい政治体制を有したが、外交、防衛についてはオランダが権限をもっていた。
[菅野峰明]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新