オリビエロ トスカーニ(英語表記)Oliviero Toscani

現代外国人名録2016 「オリビエロ トスカーニ」の解説

オリビエロ トスカーニ
Oliviero Toscani

職業・肩書
写真家,アートディレクター 「カラーズ」編集長

国籍
イタリア

生年月日
1942年

出生地
ミラノ

受賞
グラン・プリ・アフィチャージ,ユネスコ・グランプリ,ADC賞グランプリ〔1994年〕「ベネトン『兵士の服』の新聞広告」

経歴
報道写真家の子として生まれる。チューリヒの美術学校で写真を学ぶ。「エル」「ヴォーグ」などに作品を発表。1982年よりベネトンの広告ディレクター。手錠につながれている黒人白人、ボスニア兵士の血染めの戦闘服、死が迫るエイズ患者などの写真を広告ポスターに起用、論争をまき起こす。’89年手がけたCMがカンヌ国際映画祭で金獅子賞を獲得。’97年「広告は私たちに微笑みかける死体」を出版。クライアントはほかにエスプリ、フィオルッチ、クラブメッドなど。また’91年の創刊時からベネトングループの子会社が出版する社会派雑誌「カラーズ」の編集長を務め、’98年には日本語版も発刊。’99年ベネトンの広告のテーマに日本の若者を取り上げた。2007年やせ衰えた女性を撮影した衝撃的な写真広告を発表し、拒食症反対キャンペーンを始める。2009年イタリア・トスカーナ州の伝統的な革加工技術を世界に伝えようと、「ハンドノード・イン・イタリー」展を東京開催、自らキュレーターも務める。来日多数。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android