オロン・スム(英語表記)Olon süm

世界大百科事典 第2版の解説

オロン・スム【Olon süm】

中国,内モンゴル自治区ウランチャブ(烏蘭察布)盟百霊廟北北東,アイブガ川左岸にある元代のオングート(汪古)部の土城址。1929年,ヘディン西北科学考査団の黄文弼(こうぶんひつ)によって元碑のあることが発見された。その後,江上波夫はここに十字架のある景教徒の墓石を発見し,35‐41年に3度の調査を行った。長方形の外城(南北約570m,東西約960m)とほぼ方形の内城(南北約280m,東西約290m)からなり,内城の東区内中央に宮殿址がある。

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世界大百科事典内のオロン・スムの言及

【オングート】より

…汪古惕と漢音訳される。根拠地は陰山山脈北方のオロン・スム。遼,金に服属し,両王朝の北辺防衛の任に当たり,13世紀初めチンギス・ハーンが勃興すると,その部族長アラクシ・ディギト・クリはすすんで服属し,以来歴代部族長は皇室の娘と王号を与えられた。…

※「オロン・スム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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