コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

オーストリア・マルクス学派 オーストリア・マルクスがくはAustro-Marxismus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オーストリア・マルクス学派
オーストリア・マルクスがくは
Austro-Marxismus

第2インターナショナル (1889創設) におけるマルクス主義修正主義の一つで,修正マルクス主義,正統マルクス主義と並ぶ。マルクス主義を倫理的理想とする点では,ベルンシュタインなどの修正派と同じ。ただ修正派がマルクスとカントを併置させ,マルクス主義の理論的不備をカント哲学により補充しようとするのに対し,この派はマルクス主義そのもののなかにカント哲学をみようとした。階級倫理以外には倫理は存在しないとする本来のマルクス主義に対し,全人類に適用される要請としての倫理を主張し,階級闘争もこの要請としての倫理実現のための倫理的闘争とした。すなわち,マルクス主義的因果論のなかに目的論を導入したといえる。代表的理論家はオットー・バウアー,マックス・アドラーなど。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

オーストリア・マルクス学派の関連キーワード森鴎外内閣総理大臣饗庭篁村黒田清隆内閣ゴッホ嵯峨の屋お室スベルドラップ(Johan Sverdrup)広島(市)森有礼メネリク[2世]