オールスターゲーム

デジタル大辞泉 「オールスターゲーム」の意味・読み・例文・類語

オール‐スター‐ゲーム(all-star game)

花形選手で編成したチーム試合。特に、毎年プロ野球で、パシフィックリーグセントラルリーグからそれぞれ選手を選抜して行うリーグ対抗試合。米国のプロ野球の慣例にならったもの。球宴

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精選版 日本国語大辞典 「オールスターゲーム」の意味・読み・例文・類語

オールスター‐ゲーム

〘名〙 (all-star game) プロ野球やサッカーなどのスター選手がリーグ別や東西別などにチームを編成して戦う試合。プロ野球では、アメリカ大リーグの慣例を取り入れ、昭和二六年(一九五一)以来毎年七月に行なう。オールスター
※完全試合(1961)〈佐野洋〉七「オール・スター・ゲーム以後、急に登板数のふえた有川が」

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改訂新版 世界大百科事典 「オールスターゲーム」の意味・わかりやすい解説

オールスター・ゲーム
all-star game

プロ野球の花形選手を集めて行われる対抗試合。1933年アメリカ大リーグで第1回のオールスター・ゲームが行われた。〈ベーブ・ルース(ヤンキース)がカール・ハッベル(ジャイアンツ)の球を打つような試合が見たい〉という一少年ファンのことばをヒントに,その年シカゴで行われた万国博覧会の催しとしてナショナル・リーグ対アメリカン・リーグの試合が実現した。当時を代表する好投手ハッベルはナ・リーグ,大打者ルースはア・リーグだったため,2人の対決はワールド・シリーズ以外では見ることができず,この試みは大成功だった。日本のプロ野球でもこれを参考に,1リーグ時代の37年に東西対抗という形で始まった。2リーグに分裂した50年以降は現在と同じセントラル・リーグ対パシフィック・リーグの形で戦われることになった。現在,アメリカ大リーグでは毎年1試合,日本ではオリンピック開催年を除き2試合が行われる。ファン投票と監督推薦で出場選手を決めるが,大リーグでは投手だけはすべて監督推薦で,ファン投票選出選手が先発メンバーとして出場する。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オールスターゲーム」の意味・わかりやすい解説

オールスターゲーム
All-Star Game

プロスポーツにおいて,ファン投票や監督推薦で選ばれた選手が所属するリーグ,あるいはカンファレンスなどに分かれて戦う試合。プロ野球では 1933年7月6日シカゴで開かれた万国博覧会のイベントとして,アメリカ大リーグのアメリカンリーグナショナルリーグが試合を行なったのが最初

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世界大百科事典(旧版)内のオールスターゲームの言及

【野球】より

…また,21年のワールド・シリーズからラジオ実況中継も始まり,29年にヤンキースが背番号を採用(前例はある)して新鮮味を加えた。33年には一少年の投書がきっかけで,〈夢の球宴〉といわれるオールスター・ゲームが開設された。20世紀前半の名選手にはタイ・カッブ,ベーブ・ルース,L.ゲーリッグらがいる。…

※「オールスターゲーム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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