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オールド・ビック Old Vic

翻訳|Old Vic

世界大百科事典 第2版の解説

オールド・ビック【Old Vic】

イギリス,ロンドンの劇場。1818年,ウェスト・エンドの劇場街から離れたテムズ川南岸にローヤル・コーバーグ劇場として開場。33年,のちのビクトリア女王にちなんでローヤル・ビクトリア劇場と改称され,オールド・ビックという通称で親しまれた。おおむね大衆的なだしものを上演していたが,1912年にベーリスLilian Baylisが運営責任者となり,質の高いシェークスピア劇上演を始めた。彼女は37年に没し,第2次大戦中に劇場も空襲で破壊されたが,50年再開場,シェークスピア劇上演を続けた。

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世界大百科事典内のオールド・ビックの言及

【国立劇場】より

…次に〈ナショナル・シアター〉だが,イギリスは,エリザベス朝以来,ことに演劇が盛んで劇場も多く,長い間ロンドンの〈コベント・ガーデンCovent Garden劇場〉や〈ドルーリー・レーンDrury Lane劇場〉は国王勅許の特権的劇場だったが,今日的な国立劇場(と劇団)の出現は遅れて,その創設が俎上(そじよう)にのぼったのは第1次大戦前後のことであった。そして,第2次大戦後,49年に設置法案が議会を通過,まず由緒あるシェークスピア劇場(と劇団)である〈オールド・ビック〉がL.K.オリビエをディレクターに〈ナショナル・シアター〉となり,64年に新劇場の建設を開始,76年に中,次いで大,最後に小劇場が完成(1977),新ディレクターは演出家P.ホール,そしてJ.ギルグッド,P.スコフィールドらの俳優,演出家のJ.デクスター,劇作家のH.ピンターらの協力を得て,ここは,準国立劇場(と劇団)の〈ローヤル・シェークスピア劇団Royal Shakespeare Company〉(略称RSC)とともに,なかなかフレッシュでめざましい仕事ぶりを見せている。 なお,アメリカにも,西欧諸国と比較して少ないにせよ,公共の財政援助はあるが,国立劇場(と劇団)はなく,演劇制作が徹底してプライベートなのはいかにも御国柄を反映していて面白い。…

※「オールド・ビック」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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