カオダイ教寺院(読み)カオダイキョウジイン

デジタル大辞泉 「カオダイ教寺院」の意味・読み・例文・類語

カオダイきょう‐じいん〔‐ケウジヰン〕【カオダイ教寺院】

Toa Thanh Cao Dai》ベトナム南部の都市タイニンにある寺院。新興宗教カオダイ教総本山。1933年から1955年にかけて建造キリスト教大聖堂極彩色のアジア風の装飾が施され、キリスト釈迦ムハンマド孔子などの諸聖人のほか、トルストイビクトル=ユゴー李白などの文人を祭る。

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世界の観光地名がわかる事典 「カオダイ教寺院」の解説

カオダイきょうじいん【カオダイ教寺院】

ベトナム南部のホーチミン市(かつての南ベトナムの首都サイゴン)北西およそ100km、タイニンという町にある寺院。1919年にゴ・ミン・チェン(呉明釗)によって唱えられた、キリスト教、仏教イスラム教儒教道教を取り入れた新興宗教カオダイ教(信徒は200万人といわれる)の総本山。この寺院は1933~55年にかけて建設されたもので、キリスト、釈迦、孔子、ビクトル・ユゴー、李白などを聖人として祀っている。

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