カスケド岩(読み)カスケドがん(英語表記)cascadite

岩石学辞典 「カスケド岩」の解説

カスケド岩

斑状の橄欖(かんらん)石オージャイト─ミネットで,ピアソンが記載し[Pirsson : 1905]ローゼンブッシュが命名した[Rosenbusch : 1907].多量の黒雲母とわずかの橄欖石とオージャイトの斑晶が,Na-正長石を主とする細粒の石基に含まれる岩石である.米国,モンタナ州,ハイウッド(Highwood)山脈に因む.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android