カタリナ[シエナの](英語表記)Catharina

世界大百科事典 第2版の解説

カタリナ[シエナの]【Catharina】

1347‐78
イタリアの聖女。シエナの糸染職人の家に生まれ,1362年ドミニコ会に入会,ペスト(らい)患者の世話を献身的に行う一方,教皇アビニョン捕囚からローマに帰還するにあたって尽力。神秘主義者としての幻視体験は,アレクサンドリアカタリナと同じくキリストから指輪を受けて婚約する場面,キリストの差し出した金といばらのうち後者を選びとる場面,アッシジのフランチェスコと同じく聖痕を受ける場面などとして,美術作品に表される。

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世界大百科事典内のカタリナ[シエナの]の言及

【ドミニコ会】より

…教会法の分野でもペンニャフォルトのライムンドゥスRaimundus de Peñafortなど偉才が出て異端審問制度の権威となった。神秘思想ではエックハルトらが現れ,その一人であるシエナの聖女カタリナは一般信徒の信仰生活を鼓舞する〈第三会〉会員であった。この修道会は〈正統教理の不休の守護者〉と評価される。…

※「カタリナ[シエナの]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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