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カタルーニャ自治州(西) かたるーにゃじちしゅう

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知恵蔵2015の解説

カタルーニャ自治州(西)

スペイン北東部、フランス国境に位置し、バルセロナヘロナタラゴナレリダの4県からなる自治州。人口は約630万人、GNPの約20%を産出する国内有数の商工業地帯であり、歴史的に独立心が強い。2006年5月にスペイン議会で同州の自治を強める自治憲章の改定が採択され、同年6月の州民投票で承認された。(1)スペイン標準語よりカタルーニャ語優先、(2)州独自の徴税権利を認める、(3)州の司法権の独立性を高める、などの内容が盛り込まれている。中世には、政治・経済の繁栄を背景に、独自の議会や「ジェネラリタット」と呼ばれる政府機関が生まれた。19世紀末、自治を求める政治的カタルーニャ主義が誕生、1930年代の共和国時代には、自治制度(政府機構は中世・近代のジェネラリタットの名称を使用)が認められた。36〜39年のスペイン内戦中、カタルーニャは最後まで共和国側で戦い、内戦後半の一時期は戦火を逃れたマドリード政府がバルセロナに拠点を置いたこともある。フランコ時代にはカタルーニャ主義は強い抑圧を受けたが、75年のフランコ没後、77年にはジェネラリタットが復活し、78年憲法および79年自治憲章が成立した。

(渡邊啓貴 駐仏日本大使館公使 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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