カタ-(読み)カタ(英語表記)kata-, cata-

岩石学辞典 「カタ-」の解説

カタ-

この接頭語は異なった研究者で正反対の意味で使われている.ヴァン・ハイスは地表近くの帯または鉱物分解を含む過程として使用した[Van Hise : 1904].ベッケは風化帯より下の帯で鉱物が形成される変質作用が活発な地帯として使用した[Becke : 1903].一般に受け入れられている使い方はグルーベンマンの用法で,カタ帯変成岩の最も深部温度および静水圧が高く,応力は相対的に低い帯と定義している[Grubenmann : 1907].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android