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カツオノエボシ(鰹の烏帽子) カツオノエボシ Portuguese man‐of‐war

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世界大百科事典 第2版の解説

カツオノエボシ【カツオノエボシ(鰹の烏帽子) Portuguese man‐of‐war】

ヒドロ虫綱管水母目カツオノエボシ科の腔腸動物イラスト)。これが単体のクラゲでなく群体であることは,T.H.ハクスリーらの研究により1850年代に明らかとなった。このクラゲは刺胞毒が強力で,刺されると皮膚が火膨れになり,しびれるように痛むところから〈電気クラゲ〉とも呼ばれる。熱帯水域に分布し,日本へは夏から秋にかけて海水浴客に害を与える。体の上端に長さ10cmくらいのコバルト色の浮袋(気胞体)が水面の上に浮かび,気胞体の下面の短い幹から触手,栄養体,生殖体,感触体など,それぞれ形態と機能が異なった多くの個虫が集まって群体をつくっている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のカツオノエボシ(鰹の烏帽子)の言及

【エボシダイ】より

…【清水 誠】。。…

【エボシダイ】より

…全長15cm前後。刺毒性の強いカツオノエボシ(俗称電気クラゲ)と共生しているのでこの名がある。英名もMan‐o’‐war fishでPortuguese man‐o’‐war(カツオノエボシ)からきている。…

【クラゲ(水母)】より

…生殖腺は口柄のまわりや傘の内面に露出して生ずる。 ヒドロ虫綱の中でバレンクラゲカツオノエボシ(イラスト)などのクダクラゲ(管水母)類は食物を消化する栄養ポリプ,刺胞をもった触手で餌をとらえる指状ポリプ,生殖を行う生殖ポリプなど,それぞれ役目の異なっているポリプが一つの気胞体の下に集合して浮遊生活をしている。ハチクラゲ類は一般に大型で,ビゼンクラゲでは直径が1m以上にもなる。…

【腔腸動物】より

…クダクラゲ(管水母)類も空気を含んだ気胞体の下に指状ポリプ,栄養ポリプ,生殖ポリプなどそれぞれ分業しているポリプが集まって1個体を形づくっている。カギノテクラゲ,カツオノエボシ,カツオノカンムリなどは刺胞毒が強く,とくにカツオノエボシを俗に電気クラゲとも呼び,水泳中に刺されるので恐れられている。 ハチクラゲ綱ではポリプとクラゲの両方の型をもっているが,一般に傘が大きく,寒天質の中膠が充満している。…

※「カツオノエボシ(鰹の烏帽子)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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