カニババ(読み)かにばば

世界大百科事典(旧版)内のカニババの言及

【出産】より

後産(あとざん)(えな)は生児の分身と考えられ,その始末法によって生児の将来に影響があると信じられていた。カニババは胎便のことで,カニクソ,カニコなどともいう。生後2~3日の間に排出される黒い便であるが,以前はこの間は授乳せず,マクリ,フキなど草木の根を煎じて飲ませるのが一般の慣習であった。…

※「カニババ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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