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カビリア地方 カビリアちほうKabylie

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カビリア地方
カビリアちほう
Kabylie

アルジェリア,地中海沿岸の山岳地帯。首都アルジェとその東 360kmのスキクダの間の海岸から内陸部へほぼ 60km以内の範囲に広がる地域にあり,大カビリア山地,小カビリア山地,カビリードコロ地方の3つに分れる。西の大カビリア山地 (またはジュルジュラ山脈) は,ベジャイア港に注ぐスーマーム川の河谷によって東の小カビリア山地から分けられ,積雪のあるレラケディジャ (2308m) が最高峰人口密度が高く,オリーブイチジクのほか,手工芸品でも知られるが,大都市フランスへの出稼ぎ者,移住者が多い。農耕民ベルベル人の昔からの居住地で,独自の風俗習慣を保ち,古来ローマアラブトルコなどの征服者もこの地を完全に制圧することはできなかった。しかし,1850年代に激しくフランスに抵抗したベルベル人も,70~71年の反乱の際,ついに制圧された。 1954~62年には独立軍の拠点ともなったが,大きな被害をこうむった。小カビリアはベジャイア湾を囲む山地で,グランバボール山 (2004m) が最高峰。人口は少い。カビリードコロ地方はブーガルーン岬の後背地で,最高峰はエルグーフィ山 (1183m) 。コルクを産し,人口は少い。

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