日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 カラス(Anton Karas)からすAnton Karas(1906―1985) オーストリアのチター奏者。ウィーンの酒場で民族楽器のチターを弾いていたが、1947年、映画監督キャロル・リードの目に留まり、抜擢(ばってき)されて映画『第三の男』の音楽を担当した。これが大成功を収め、一躍世界中に名前を知られた。以後、世界各地の舞台やナイトクラブに出演するようになり、62年(昭和37)に来日した。[岩井宏之] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例