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カルチュラル・スタディーズ cultural studies

世界大百科事典 第2版の解説

カルチュラル・スタディーズ【cultural studies】

カルチュラル・スタディーズを定義するのは難しい。なぜなら,そこには何らかの体系的な方法論や限定された研究対象があるわけではないからだ。強いていうなら,グラムシ以降のマルクス主義とイギリスの文芸学的伝統を背景としつつ,伝統的な経済決定論や階級史観に陥るのでも,また文化を所与のものとして本質化してしまうのでもない仕方で,現代文化におけるイデオロギー的主体の生産とヘゲモニー,諸々の差異とアイデンティティをめぐる諸戦略,テクストの解釈過程における意味のせめぎあいと階級やジェンダーエスニシティの社会的実践などを探究していく批判的な知の潮流ということになる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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