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カルメル[山] Mount Carmel

世界大百科事典 第2版の解説

カルメル[山]【Mount Carmel】

地中海東岸,アッコ湾の南,イスラエルのハイファ港の一部を形成しているカルメル岬から,パレスティナ中央部に向けて伸びる丘陵最高峰は546m。北東山麓にはエズレルの平野が広がり,その背後にはガリラヤの山々が見える。名前の原意は〈園,果樹園〉。旧約聖書では美と繁栄の象徴としてでてくる(《雅歌》7:5,《イザヤ書》35:2)。また預言者エリヤとバアル礼拝者対決の場としても名高い(《列王紀》上18)。今日でもカシオリーブの木が繁茂している美しい山である。

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世界大百科事典内のカルメル[山]の言及

【パレスティナ】より

…山地西側では海岸線に沿ってヤーファーやガザ,山地東側ヨルダンの谷(ガウル)の荒野のなかのオアシスにはイェリコ(アリーハー)などの都市が成立した。サマリア山地の北端はカルメルal‐Karmal山となって地中海に突き出し,アッカー(アッコ)やハイファの良港をつくり出した。パレスティナ北端のガリラヤ山地(ジャリール山地Jibāl al‐Jalīl)はその北のレバノン山地に連結しているが,ガリラヤ山地にはサファドやナザレなどの都市が生まれた。…

【フェニキア】より

…地中海東岸の一地方に対する古代名。南北方向にタルトゥースからカルメル山までの約320km,東西方向には海岸から東へ約20kmの細長い地帯をなし,最高地点は標高約300mである。古代地理上シリアの一部をなし,南にはパレスティナ,東にはヨルダン地峡,北にはオロンテス川流域の平野部がある。…

※「カルメル[山]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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