ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説
カロライン[ブランズウィック]
Caroline of Brunswick; Karoline Amalie Elisabeth
[没]1821.8.7. ロンドン
イギリス王ジョージ4世の妃。キャロラインとも表記される。ブラウンシュワイク (ブランズウィック) 公カルル・ウィルヘルム・フェルディナントの次女。 1795年皇太子時代のジョージと結婚したが,ジョージはすでに 85年以来カトリックの一婦人と内縁関係にあり,96年の長女誕生後まもなく,カロラインは夫と別居。 1820年ジョージの即位に際して,彼女が王妃としての権利を主張すると,王と政府は離婚法案を議会に提出した。しかし,世論が王妃を支持し,不成立に終ったものの重大な政治問題となった。
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