カワイルカ(河海豚)(読み)カワイルカ

百科事典マイペディアの解説

カワイルカ(河海豚)【カワイルカ】

河川や沿岸域に生息する吻(ふん)の長い原始的な鯨目カワイルカ科に属するハクジラの総称。この科の仲間には,ガンジスカワイルカ,インダスカワイルカ,アマゾンカワイルカ,ヨウスコウカワイルカ(バイジー),ラプラタカワイルカの5種がある。インド〜東南アジアと南アメリカの温帯,熱帯に分布する。マイルカ類と異なり,親子やつがいで行動し大きな群れはつくらない。→イルカ

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世界大百科事典 第2版の解説

カワイルカ【カワイルカ(河海豚) river dolphin】

河川あるいは沿岸域に生息する吻(ふん)の長い原始的な特徴をとどめた歯クジラ類カワイルカ科Platanistidaeに属する哺乳類の総称。第三紀中新世には南・北両アメリカ大陸の東西岸や日本からも知られ,現在より分布が広かった。その後発展したマイルカ類に圧迫され,地方的に4属が生き残ったらしい。中新世には,すでに今日の各系統への分化が明らかであり,現生種も互いに共通性が少ないのでそれらを3~4科に分け,全体をカワイルカ上科Platanistoideaとすることもある。

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