カワラニンジン(河原人参)(読み)カワラニンジン(英語表記)Artemisia apiacea

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

カワラニンジン(河原人参)
カワラニンジン
Artemisia apiacea

キク科越年草で,ヨモギ同属植物。一名ノニンジン本州四国,九州のほか朝鮮半島,中国に分布する。西日本の河原砂地畑地に多い。根出葉は叢生し,細裂してニンジンの葉に似ている。茎葉は互生して鮮緑色,2回羽状に深裂している。茎の高さは 1m内外で全草に特異な臭いがある。上部葉腋に枝を生じ,緑黄色の頭状花がその枝の片側に総状につく。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android