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デジタル大辞泉
「カーマ」の意味・読み・例文・類語
カーマ(〈梵〉Kāma)
《意欲・愛欲の意》インド神話で、愛の神。リグ‐ベーダでは宇宙創造の原動力としてうたわれたが、のち愛欲の神とされた。
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カーマ
kerma
ケルマとも呼ぶ。X線,γ線,中性子線などの間接電離性放射線の照射によって,物質の微小体積の中に発生した電子,陽子などの電離性荷電粒子の初期運動エネルギーの総和dEをその微小体積の質量dmで割ったもの,すなわちdE/dmをいう。カーマは,間接電離性放射線の線量を表すために用いられるもので,単位は,グレイ,またはラド。
執筆者:山下 幹雄
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
カーマ
Khama, Seretse
[生]1921.7.1. セロウェ
[没]1980.7.13. ハボローネ
ボツワナの政治家。イギリス保護領ベチュアナランド最大の部族ングワト族の首長の子として生れ,5歳で首長。南アフリカのフォートヘア大学,ウイットウォータースランド大学を経てイギリスへ渡り,オックスフォードのベイリオル・カレッジで法律,政治,経済を学んだ。この間イギリス女性と結婚したため部族の非難を浴び,1956年首長の地位を放棄する条件で帰国を認められた。 61年ベチュアナランド民主党 BDPを創設して党首となり,同年の第1回立法評議会選挙で当選。 65年立法議会選挙に勝ち自治政府首相。 66年9月独立とともにボツワナ共和国初代大統領。穏健,親西欧的態度を保持したが,74年からは,南部アフリカ前線諸国首脳の一員としてジンバブエの独立支援など精力的に活動。 79年 10月大統領に4選された。 80年病死。
カーマ
Kāma
インド神話における愛の神。カンダルパともいう。おうむに乗り,5本の花の矢を持ち,花の弓につがえて人の心を射る。ラティ (快楽) は彼の妻であり,バサンタ (春) は彼の親友である。彼はシバ神の苦行を妨げようとしてシバの第3の目によって焼き殺されてしまう。それ以来,アナンガ (体なきもの) と呼ばれるようになったという。また,マノーブー (心に生じるもの) とも呼ばれる。仏教に取入れられ,愛染明王として,広く民衆の信仰を受けた。
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世界大百科事典(旧版)内のカーマの言及
【放射線量】より
… 単位時間あたりの吸収線量,照射線量および線量当量を,それぞれ,吸収線量率,照射線量率および線量当量率といい,rad・min-1,R・min-1あるいはrem・h-1などで表す。 なお,X線,γ線や中性子など非荷電放射線が,物質との相互作用で二次荷電粒子を発生したとき,その荷電粒子が得た最初の運動エネルギーの和をその物質の質量で除した商をカーマといい,radやGy単位で表す。【丸山 隆司】。…
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