ガシュンノール(読み)がしゅんのーる

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ガシュンノール」の意味・わかりやすい解説

ガシュンノール
がしゅんのーる / 嘎順諾爾

中国、内モンゴル自治区西部、アルシャ盟エジン旗の北にある内陸湖モンゴル語で「苦い湖」の意味。内モンゴル高原西部の小盆地にあり、祁連(きれん/チーリエン)山脈に源をもつ黒河と北大河が合して弱水(じゃくすい)となり、砂漠地帯を通過して流入する。流入口に形成されるデルタを中心にオアシスが発展し、漢代には居延県も置かれ、西域での屯田開発が行われた。

[秋山元秀]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android