ガブリ(読み)がぶり

世界大百科事典(旧版)内のガブリの言及

【イスラム美術】より

…鳥などのモティーフを刻線で表現し,黄・褐・緑彩を呈色とする鉛釉をかけた〈アーモル〉陶器,〈アグカンド〉陶器があり,後者の場合,刻線は,単なるモティーフの形象を示す輪郭線ではなく,釉下の顔料が流れるのを防止する役割をも果たしている。搔落しの技法は,一般に〈ガブリ(ペルシア語でゾロアスター教徒を意味する)〉手陶器と俗称で呼ばれているガッルース地方発見の陶器にみられる。厚い白化粧を人物や動物などの主文だけ残して搔き落とし,これに透明釉や緑釉をかけたタイプである。…

※「ガブリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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