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キム・ドンイン(金東仁) キム・ドンインKim Tong-in

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

キム・ドンイン(金東仁)
キム・ドンイン
Kim Tong-in

[生]光武4(1900).10.2. 平壌,下水口里
[没]1951.1.5. ソウル,下往十里洞
朝鮮の小説家。2度目の渡日の際,1919年2月,朝鮮最初の純文学同人誌『創造』を東京で発行し,その同人の中心人物になり,李光洙の啓蒙主義的目的文学を拒否し,また 20年代に流行した新傾向派ないしプロレタリア文学に対抗して,文学の独自性を強調した。作品は簡潔な文体をもって書かれ,自然主義的ないし耽美主義的傾向が色濃く,朝鮮最初の近代的短編小説を確立した。『弱き者の悲しみ』 (1918) 以来,『じゃがいも』『赤い山』『狂炎ソナタ』『若き彼ら』『雲 峴宮の春』ほか多くの長編,短編がある。朝鮮戦争のさなかに,輝かしい文学的功績とともに,酒におぼれたデカダンな生涯を閉じた。なお現在韓国で最も有名な文学賞として,彼の業績にちなんだ東仁文学賞がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

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