旺文社世界史事典 三訂版 の解説
キュチュク−カイナルジャ条約
キュチュク−カイナルジャじょうやく
Treaty of Kuchuk Kainarji
ロシアがドンおよびドニエプル両川の河口地域・アゾフ海岸地方を得ること,オスマン帝国領内のキリスト教徒を保護すること,ロシアが黒海・エーゲ海を自由に航行できること,などを定めた。これはロシアの南下政策の第1歩をなし,のちの対トルコ干渉・東方問題の発端となった。
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